あなたの部屋、水槽の水が漏れて水浸しよ。
ようやく大きな仕事に区切りがつき、ほっとした時のことだった。
一階にも水が流れてきて大変なんだから。
ここから家まで1時間半
この報告を受けた僕はどうすればいいんだろうか。
1、急いで帰る。
2、とりあえず応急処置を電話で指示して仕事を続ける
3、仕事中に水浸しになった部屋を想像する
2番を選択した僕は、電話越しに指示を出した。
ホースを繋いで水を足しといてください。
水槽には大きく育った鯉と金魚、亀がいる。
亀は水陸両用なので、とりあえず無視だ。
電話越しで声が聞こえた。
よくやり方がわからないしできないよ。
なに!!!
カチッっとやってジャ~だよ!!!
僕の声は虚しく、電波に乗らなかった。
どうすればいいんだ。。。
1、それでも仕事を続ける。
2、引き継ぎをして帰る。
3、とりあえず妄想する。
僕はとりあえず妄想した。
鯉が大きく育った。。。
鯉が死んでしまう。。。
恋が育った。
恋が終わってしまう。。。
まずい!
非常にまずい!
そうこうしているうちに2時間がたった。
ようやく帰路に着く。
これから家に帰るが、僕は恋を、いや鯉を助けられるのだろうか。
彼らを守れるのは僕しかいないんだ。
だから電車は急行に乗った。
あと15分。
絶対助けてやるからな!待ってろよ!